日本が8年ぶりに議長国となった先週末のG7(先進7カ国財務相・中央銀行総裁会議)では、下方に向かっていると言われる世界景気への改善策も見出せないままでしたが、今週に入り、予想を上回るGDP数値が日米で発表されたことが好感され、為替も一時は1ドル/108円台にまで回復。株価も然り。やはり、経済は机上で支配できるものではないということを、改めて確認させられました。 さて、今後の見通しですが、前々からお話している通り、米国の景気回復には、まだ少し時間がかかります。ここ数年の為替水準からすると、今は少々円高気味のようにも見えますが、日本はバブル崩壊から長らくデフレといわれる状況にありました。不動産価格をはじめとした物価水準は下げ続け、これが給与や年金の受給額にも反映されてきました。 その間、欧米では景気も物価水準も徐々に上昇していたのです。要するに日本国内で「円」の価値は騰がり、「ドル」や「ユーロ」の価値は自国で下がったことになります。そのため、両国間の為替水準が「円高」に傾いたとしても、何の不思議もないわけです。 ただ、相場というのはいつも「先走り」する傾向にある点には注意も必要でしょう。 今、米国では大統領選挙を踏まえ、予備選の真只中にあり、国を挙げて大フィーバー中!米国初の「女性大統領か?」「黒人大統領か?」と、新しいタイプのリーダー出現に随所で期待が高まっています。 イラク戦争の継続を表明する共和党マケイン氏と年金問題に重点を置くヒラリー女史、そして環境問題をターゲットにするオバマ氏。今のアメリカに何が必要かを考えると、やはり景気対策に直結するのは、1500億ドルを環境事業に投入する意向のオバマ政策でしょうか・・・。彼が掲げる「チェンジ(変革)」というキーワードも、新時代に期待が膨らみます。
いずれにしても、新大統領の誕生が、戦争の代償や景気の悪化で沈む米国のムードを好転させてくれるきっかけとなることは間違いありません。そうでなくとも、大統領選挙の年は「強いドル」をアピールする傾向にありますので、秋の本戦に向け、ドル安基調も一服となるかもしれません。 今後は、悪材料で下げる場面があれば、それを押し目と捉え、久しぶりにドル買いも検討していきたいと思います。
今回のドル買いは、オバマ候補を応援する私個人としては、オバマ買いともいえます(笑
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