インドのタタ自動車が、現地で30万円の自動車を発売したかと思ったら、次はジャガーやランドローバーを米国フォードから買収するということです。 その資金は20億ドルとも26億ドルとも言われていますが、これによって世界で最も安価な自動車を販売する企業が世界基準のブランド力と先端技術を同時に資金力で手に入れたということになります。 ジャガーもランドローバーも、もともとは英国の企業…その当時は私も憧れた車でした。 歴史をたどれば、インドは英国の植民地だった時代もあるわけですから、最近の新興国の台頭には目を見張るものがあります。1世紀前ならば、武力が弱者と強者を隔て、国同士の闘いが繰り広げられてきましたが、今は経済力で弱者が強者に飲み込まれる時代。今後も限られたパイを取って、取られて、オセロゲームのように時代は変化していくのでしょう。 そして、今回は、このタタ自動車が昨年日本で解禁となったJDR(日本型預託証券)を活用し東京証券所に上場というニュース。日本にインド企業が上場するメリットは、知名度の向上以外にも、上場の場を他国に置き、資金調達の術もグローバルに広げるメリットは、大きいはずです。印ルピアのように閉鎖的な通貨国ならば、なおさらのこと。 そのうちに、上場で集めた資金力で日本の自動車会社を買収して「タタ・JAPAN」なんて看板が日本の各地に掲げられる時代がやってくるのかもしれませんね。 歴史は繰り返されます。 黒船を受け入れるべきか、それとも…。 幕末の江戸時代と変わらない岐路に今、日本はあるのです。 こんな時代だからこそ、円高も悪くないと思うのだけれど・・・。
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